優待クロスのSMBC日興証券でのやり方を説明します。
▽優待クロスの下準備の記事を読んでいない方はそちらから読んでください▽
株主優待のタダどり!優待クロスのやり方〜下準備〜①証券口座にお金を入金する
信用取引を行うために最低限必要なお金
・委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%以上
委託保証金とは、信用取引を行うために必要な担保です。
委託保証金率は、信用取引の約定代金のうち、30%以上と決まっています。
日興証券のオンライントレードでは、委託保証金率が25%を下回ってしまった場合は、追加保証金(いわゆる「追証」)を差し入れなければなりません。
保証金は、有価証券でも大丈夫なので、クロスして現物をもっていれば、保証金率は30%以上を保てると考えられます。
(有価証券が保証金になる場合は、価値が0.8✖︎されるそうです。)
つまり、30万円以下の株のクロスでも、担保として30万円の入金が必要で、
委託保証金率は常にチェックして、30%を下回らないようにしましょう。
委託保証金率の確認方法を、実際の画面で説明します↓
委託保証金率の確認方法
「残高の確認」▷「信用取引担保状況」
この画面で、確認することができます。
②空売りの注文をする
空売りのポイント
- 空売りの注文時間:17:00 5秒ごろ〜翌営業日8:59まで
- 一般信用売りをする(制度売りは、逆日歩というコストがかかるので、初心者は使いません)
空売りと現物買いを同じ値段で行うために、市場がしまっている時間に、注文します。
SMBC日興証券は、15時〜17時は注文ができません。
注文が再開する17時に空売りの注文をします。
一般信用の在庫は決まっているので、
人気の銘柄は、17時になった瞬間にクリック戦争となります。
制度信用売りは、逆日歩というコストがかかってしまうかもしれないので、初心者は使いません。
実際の画面で、注文方法を説明します↓
注文方法
①クロスしたい、銘柄のコードを、入力
注文画面になります。
①返済期限:3年(一般信用)
②数量:クロスしたい株数を入力
③注文単価:「成行」
④執行条件:「なし」
⑤有効期限:「当日中」
⑥口座区分:「特定口座」
「注文内容を確認する」をクリック
次の画面で内容を確認して、「注文する」をクリック
これで注文が完了しました。
翌営業日に、約定します。
貸株料を抑える方法
注文単価を「指値」で制限値幅外を入力し、有効期限を「今週中」 にすることで、金曜日まで注文をひっぱり、コストを抑えることができます。
指値にひっかからなければ、注文が約定せずに、金曜日まで注文をひっぱることができるからです。
木曜日の夜には、注文単価を「成行」に変更しておかないと、注文ができなくなってしまうので、注意が必要です。
③現物買い(「制度買い」→「現引」)の注文をする
現物買いは、制度買い→翌営業日に現引きという方法で、行います。
現物取引で現物を買うよりも、制度買い→現引きした方が、コストが安いからです。
制度買いを、空売りと同じタイミングで行い、翌営業日に現引きします。
「制度買い」の注文方法
まず、制度買いを空売りと同じタイミングで行います。
①銘柄コード:クロスする銘柄のコードを入力
②取引区分:信用新規買いになっていることを確認
③返済期限:6ヶ月(制度信用)
④注文数量:クロスしたい数量を入力
⑤注文単価:「成行」、執行条件:「なし」
⑥有効期限:「当日中」
⑦口座区分:「特定口座」
注文を確定します。
翌営業日に、一般信用売りと制度買いが同じ数量、同じ値段、で約定されていることを確認します。
次に、「現引」を行います。
⭐︎「現引」せずに、制度買いのままだと、優待がもらえないので、注意が必要です⭐︎
「現引」の注文
制度買いの注文をした翌営業日に「現引」注文をします。
「現引」の注文は、場中(市場があいている9:00〜15:00)に行えばOKです。
建玉一覧の画面から、現引する銘柄の「現引」をクリック
↓
↓
これで、現物をもつことになります。
④権利落ち日に、現渡を行う
権利落ち日に、現渡をして、クロスのポジションを解消します。
権利付き最終日の、17時以降から予約注文できます。
現渡の注文方法
お取引▷建玉一覧
「現渡」をクリック
注文数量を入力→「注文内容を確認する」
次の確認画面で、内容を確認して、「注文する」をクリック。
権利付き最終日の夜に予約注文して、権利落ち日に約定します。
⑤およそ3ヶ月後に株主優待が届く
優待は、権利付日からおよそ、3ヶ月後に届きます。
それまで、気長に待ちます。
お疲れ様でした。
楽天証券を使った、優待クロス(クロス取引)の方法を、次回以降にまとめようと思います。
ではでは。
株主優待のタダどり!優待クロスのやり方〜下準備〜